夢一番街

コバヤシコ「これ、初ライブの1曲目の歌ですね。」


都心外れの街頭照らす
黴臭い午前0時
ハードシードル空き瓶の中
籠る3月の煙
思い出ばかり捨てられていく
日曜は段ボールのゴミ
ため息がまた星を回すよ
歩くは眠りについた路地
大きめのパーカーと 少し買いすぎた酒と
そこに余った優しさを 日常と呼ぶのなら
いくつものすれ違いがあった 二人の伸びた影

僕らの暮らすこの町にほら
2つに割れた終わりが来ても
欠伸をしてさあの場所へ行こう
きっとなくならないはずさ
黒い太陽 外はまだ寒く
ブラウン管と砂嵐の音
くだらないこと 約束したね
オリオンの真下の秘密基地

夜明けの寝言のような 不確かな記憶だが
最後に聞いたのは確か あの子が好きだった歌
今日は僕らの記念日だ さよならの記念日だ
さらば青春の光

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