ひかり522号
忘れていくかな
古傷みたいな僕の事
いつか転げ回った砂の味とか
ガソリンスタンド裏の香りも
僕はいつしか髪が伸びた
窓に映る顔が笑った
少しだけかっこよくなったかな
今なら今なら会いに行けるか
ひかりが僕を連れていく
ひかりが街を捨てていく
いつか次の駅で会えるだろうか
乙女の祈りを...
僕のばあちゃんは
変な名前になったな
漢字だらけで読めなくなった
ぶどうが好きだったのにな
ひかりが僕を連れていく
ひかりが街を捨てていく
どうか僕の罪まで戻れないだろうか
乙女の祈りが...
ひかりは泣いている
ひかりは歌わない
だからサラバさよなら またいつかどこかで
乙女の祈りを
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