東京青春時限爆弾
この街でダメになって行く僕の
丸まった背中を照らすのは
夜空に滲んだ痣が癒えるような
おぼろげな月明り
大人達も好きだったバンドマンも
かわいいあの子の音楽に夢中で
街角にゃ酔っぱらった馬鹿どもが
人目もはばからずにちゅっこらちゅっこら
一生傷のついたボロボロの心臓
死ぬほど無様だったよな
どうか神さま 笑っててくれよ
行くあても知らぬ僕のこと
東京の街で僕は何を忘れて
明るくて 悲しくて
涙がこぼれそうになるよ
だからお願い今日だけ
僕の肩を抱いてくれないか
一生傷のついたボロボロの心臓
死ぬほど無様だったよな
どうか神さま 叫ばせてくれよ
戻ることのない瞬間を
東京の街で僕は愛を忘れて
歌を覚えて数えきれないほどの
冷え切った夜を超えてきたんだよ
だけどそれでも覚えてるよ
きれいな桜が咲いていたことを
世界の終わりが来たみたいだ
胸が張り裂けてしまいそうだ
地下のライブハウスから爆音が響いたら
それが 合図だ またね
東京の街に夏の風が吹いた
東京の街に夏の風が吹いた
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